リフレクソロジーサロンの仕事には、実際のお客さんのマッサージ以外にも、様々な仕事があります。華やかにも見えるかもしれない裏側で、地味な仕事が結構多いものです。まずは、リフレクソロジーサロンを開店する前の仕事です。基本的にはどんなお店でもそうだと思いますが、徹底的に店内の掃除をします。サロンによっては、リフレクソロジーを専用のチェアに座ってもらって行うものや、ベッドタイプのものに横になってもらって行うものがあります。
ですから、リフレクソロジーをするお客さんが一番多くの時間接している椅子やベッドは、念入りに清掃する必要があります。サロンによっては、ベッドやチェアに直に触れなくて良いように、使い捨てのペーパーシートや、大きめのタオルを交換するなどして、より清潔さを保っています。
また、リフレクソロジーサロンに来てくれるお客さんの満足感をUPしてもらう為に、予約が入っているお客さんがいたら、念入りに確認します。その中にリピーターのお客さんがいたら、そのお客さんの施術データを確認します。それは、前回と比べて体調はどうなのか?毎回どんな体調不良を訴えているのか?などということを頭に入れておくことで、当日の施術をより満足した形で受けてもらう為です。
リフレクソロジーを学ぶスクールによっては、お客さんが来店してからのシュミレーションを細かく学ぶ所もあります。カウンセリングのやり方はもちろん、より快適に施術を受けてもらう為の着替えは、どうしたらよいか?よりスムーズに安心して横になってもらうには?もたつかないで、タオルをかけるには?など、ちょっとした違いで快適感は結構変わってくるものなのです。開店前の仕事は、もし自分がお客さんだったらという視点にたって、細かい部分まで行うことで、お客さんの終了後の満足度も変わってくるということですね。
リフレクソロジーをより快適に受けてもらう為に、徹底した清掃以外にも開店前に行っておくことが、他にもあります。まず、リフレクソロジーの施術中に必要となる、ホットタオルを用意することです。ホットタオルは、パウダーやクリーム、オイルなどでマッサージを行った後に、足をキレイにする時に使用します。ホットタオルは、専用の機械でじっくり温めてつくられる為、ただお湯で絞っただけのタオルとは保温力が全く違います。
ですから、リフレクソロジーのサロンによっては、マッサージ後に沢山ホットタオルを膝下から全て覆うような感じで、巻きつける方法をとっている所もあります。こうすることでより一層血行促進の効果があり、お客さんにとっても、とても気持ちの良いものなのです。このホットタオルの特性から、リフレクソロジーの施術後、目の上にホットタオルを乗せるサロンもあります。目はパソコンなどの普及で、自分で感じているよりも、実は疲れている人が多いのです。目を温めることで、血行が良くなり疲れも軽減します。
こうしたことから、リフレクソロジーサロンにはホットタオルは欠かせません。先の足を覆う場合では、一人に対して5、6本は必要になるので、それだけでも結構重労働になるのです。リフレクソロジーのホットタオルをつくる時、サロンによっては少量のオイルを加えてタオルをつくっている所もあります。こうすると、じんわりと温めるという効果の他に、香りによるリラックス効果も得られて、より快適な施術につながるのです。たかがホットタオル。でもリフレクソロジーでは、使い方一つで満足感をUPできる、驚異の裏方なのです。
リフレクソロジーを受けに来てくれたお客さんにまず行うことは、今の体の状態や悩みなどを知る為に実施するカウンセリングです。簡易的なサロンや店舗によっては、リフレクソロジーを行う前のカウンセリングを省いているところもあります。リフレクソロジーの施術中に、マッサージを行いながら確認していくという程度で終わらせているものです。
しかし、リフレクソロジーをより安心して受けてもらう為には、カウンセリングは行ったほうが良いでしょう。お客さんとセラピストとの距離も近くなることで、言いづらいような症状も話してもらいやすくなります。そして、足の裏にでにくい症状なども事前に確認することで、リフレクソロジーの内容もお客さんに合ったものになるのです。人によっては、リフレクソロジーの施術以外にあれこれと聞かれるのを嫌がるお客さんもいます。ですから、カウンセリングの内容にも気を配らなければなりません。
カウンセリングの具体的な内容としては、現状の体の症状や病気などの状態。リフレクソロジーは、お客さんの体調などによって、施術が受けられないことがあります。ですので、最低限のお客さんの体の不調などは聞くようにしているのが一般的です。カウンセリングで得たお客さんのデータは、どのサロン・店舗にとっても大切な宝物のようなものです。個人情報保護法ができてから、こういった個人のプライベートな情報は、何かと問題になってきました。リフレクソロジーサロンに来てくれたお客さんの情報をきちんと保管して、今後さらに集客を行う上での大事なデータにしていくことが必要です。
実際にリフレクソロジーを行う上で、気をつけたいことも幾つかあります。ほとんどのお店では、リフレクソロジーを行う前に、足裏の血行を良くする為に、足浴を行っています。リフレクソロジーの足浴は、発砲スチロールなどでできた足浴器で温めるものや、市販のフットバスを用いて行うところもあります。以前、温泉施設でレジオネラ菌などの問題が発生しました。
それを受けて、リフレクソロジーサロンでも、マッサージ前の足浴をなくした所もありました。厳密に言えば常に清潔にしておくことが大事なわけです。一人ひとりごとに足浴のお湯を交換するのはもちろんのこと、キレイに足浴器やフットバスを毎回洗浄するということも必要になってきます。足浴には、色々ありますがアロマエッセンスをたらしたりして、よりリラックス効果をUPさせているサロンもあるようです。ただし、中には香りの好みにより様々な反応をする方がいるので、この香りも少々気をつけた方がよいと思います。
大体サロンによっても違いますが、10分程度足を温めてからマッサージを行います。その際に、また気をつけることは、セラピスト自身が手を温めておくということです。せっかく足浴を行って温まった足裏に、冷たい手が当たるということは、お客さんにとってはとても不快なことです。冬場などは特に、使い捨てカイロをを握っていたり、熱いお湯に手をしばらくつけておいたりということが必要ですね。リフレクソロジーの仕事の一つは、血行促進がとても重要なのです。小さなことですが、手を温めるということ一つも実は大きなポイントになる訳です。
リフレクソロジーの施術が終わったら、ほとんどのサロンや店舗ではあたたかいお茶のサービスを行っています。ちなみに中国式リフレクソロジーでは、施術後に飲むには白湯が一番良いとしています。どうしてリフレクソロジーの施術後に飲み物を取るのかというと、そうすることでより老廃物が体外へ排出しやすくなるからです。これが冷たい飲み物の場合、逆にせっかく血行がよくなった後に血管を、収縮してしまうという問題があるので、避けなければいけません。
ですから、リフレクソロジーで施術後に出しているお茶などには、単なるほっと一息効果があるだけではないのです。実はリフレクソロジーの効果を倍増させるほど、大切な役割があったわけですね。気のきいたサロンでは、体温程度に温めにしたお茶を出すという心遣いをしているところもあります。また、英国式のサロンだとハーブティが中心だったり、中国式のサロンでは、漢方をブレンドしたような中国茶を出したりしている所が多いようです。
お茶を出すタイミングも、なかなか難しいものです。マッサージのあと、着替えを終えてお茶を出すわけですが、そのタイミングが早すぎても何だか急かしているようだし。かといって遅すぎてもお客さんを待たせてしまうことになります。個人サロンなどでは、着替えを終えて早めにお茶を出してから、ゆっくりと一人の時間を敢えてつくっていることもあります。サロンに来た時から帰る時までがずっと大事な時間だというわけですね。お客さんは、リフレクソロジーという技術をお金で買う以外にも、そのサロンやお店に来て時間や空間を買っているとも言えるのです。